2010年08月08日

C78 夏コミ販売情報

ご報告が遅れましたが、夏コミにて会誌を販売いたします。


スペース:三日目(15日)の西き39a西き21bです
(8/13 01:35 間違えていましたので訂正しました)。

以下、頒布物の紹介。
新刊

Workbook93 ぼくたちのゼロ年代
それは、ぼくたちの青春の時代だった――――
・特集1:死に体のゼロ年代-The Dead is not dead-
ゼロ年代を揺るがしたもの……それはゾンビであった! 
本邦未訳のゾンビアンソロジー"The New Dead"より、ジョン・コナリー「ラザロ」、ジョー・R・ランズデール 「シューティング・プール」の二編を翻訳して掲載。
・特集2:現身のゼロ年代 -触媒から見たゼロ年代-
ループ、母胎回帰、決断主義……様々な構造に満ちあふれていたゼロ年代だが、今回はその構造を引き起こす「触媒」をメインに創作短編を一本掲載「ゆららうつせみゆめうつつ」。
・特集3:本当のゼロ年代―ゼロ年代「評論」―
私たちが忘れているSFの「ゼロ年代」を簡潔かつ明瞭に総括した珠玉の一本「ゼロ年代の臨界点」を掲載。
・年刊日本SF傑作選 ゼロ年代完全版(2000〜2006年)
2007年分以降が発刊されている「年刊日本SF傑作選」の2000年〜2006年分を、某社の現役編集である曽根卓氏が独自に編纂。
・新入会員レビュー
幻想小説文体論、クトゥルフ特集、富士ミス応援文、村上龍等々幅広いジャンルのレビューを新入会員が書き下ろし。


Workbook92 覆面競作2.1(仮)
2009年に行われた会内企画「覆面競作」が再び。ランダムに課されたテーマを元に会員たちが作品を執筆して競い合います。
今回は提出された15作品の中から特に優れた5作品を選出、さらに一部加筆を加えて掲載しました。
編集長のおすすめは、SF研の隠し玉、春眠蛙氏の「桃色シャーべの秘密」。掲載作の中でも突出した味を醸し出しています。

既刊

中間子 方舟篇
・スターリング「ユーザーを中心に」(原題User-Centric)
・スターリング「成長」(原題The Growthing)
・イーガン「マインド・ヴァンパイア」(原題Mind Vampires)
・ゲイマン「代償」(原題The Price)
・ゲイマン「邪神海岸の歩き方」(原題Shoggoth's Old Peculiar)
の計5篇を収録しています。
表紙画像はこちら

Workbook91 物語と工学
京都大学11月祭で頒布したWorkbookです。
・話題の作家、新城カズマ・円城塔両氏による2万字の対談「物語と工学」
・SF初心者に薦める本当に面白い日本SF五選
・第10回日本SF新人賞レビュー
を収録しています。
表紙画像はこちら

Workbook90 メフィスト賞・流水大賞全レビュー
posted by KUSFA at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | その他活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月03日

会誌販売情報

6月5日(土)〜20日(日)の期間、京都市三条河原町のARTZONEで開催される「抱擁あり」展で会誌の委託販売を行います。
今回販売される会誌は以下の四誌。
新刊

Workbook92 覆面競作2.1(仮)
2009年に行われた会内企画「覆面競作」が再び。ランダムに課されたテーマを元に会員たちが作品を執筆して競い合います。
今回は提出された15作品の中から特に優れた5作品を選出、さらに一部加筆を加えて掲載しました。
編集長のおすすめは、SF研の隠し玉、春眠蛙氏の「桃色シャーべの秘密」。掲載作の中でも突出した味を醸し出しています。

既刊

中間子 方舟篇
・スターリング「ユーザーを中心に」(原題User-Centric)
・スターリング「成長」(原題The Growthing)
・イーガン「マインド・ヴァンパイア」(原題Mind Vampires)
・ゲイマン「代償」(原題The Price)
・ゲイマン「邪神海岸の歩き方」(原題Shoggoth's Old Peculiar)
の計5篇を収録しています。
表紙画像はこちら

Workbook91 物語と工学
京都大学11月祭で頒布したWorkbookです。
・話題の作家、新城カズマ・円城塔両氏による2万字の対談「物語と工学」
・SF初心者に薦める本当に面白い日本SF五選
・第10回日本SF新人賞レビュー
を収録しています。
表紙画像はこちら

Workbook90 メフィスト賞・流水大賞全レビュー
posted by 法猫 at 10:39| Comment(0) | TrackBack(0) | その他活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

今後の会誌販売予定

例年参加していた5月1日開催SFセミナーですが、今回は会員たちの都合により参加見送りとなりました。
それに伴い、SFセミナーでの既刊本再版、および新刊の発行は行ないません。

期待して下さっていた方々には大変申し訳ありません。それに際しまして、特例として(本来SFセミナーで販売予定だった)六月発行予定の新刊、および夏コミでの新刊本・再版予定の既刊本を、夏コミでの取り置きを実施したいと思います。詳しくは後日再度連絡いたしますので、乞うご期待下さい。


今後の会誌販売イベント参加予定


・六月上旬に京都造形芸術大学art project room ARTZONEで開催予定の「京都文学フリマ」(詳細は後日)

・八月中旬の夏コミ参加




六月の新刊予定:Workbook92 覆面競作2.1(仮)


六月、八月再版予定

Workbook 91 物語と工学

中間子 方舟篇



posted by KUSFA at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | その他活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月23日

大学自称読書人大賞投票作品コメント

すっかり忘れてました。あけましておめでとうございます。本年も京大SF研をよろしくお願いいたします。

昨年末に書くといって、遅くなってしまった大学読書人大賞に投票した作品コメントですが、いい加減アップします。以下。

順不同で。各作品ともにコメントを。
『ハーモニー』 伊藤計劃
日本SF大賞も受賞しましたし、すでにSF業界の中では知名度が十分なように思えますが、SFは売れないジャンルなので対外的に売っていきたい。『虐殺器官』はかなり売れたようですが、SF的な衝撃、革新性、現在性すべてにおいて『ハーモニー』はここ数年のSFでも最大の収穫と言えましょう。日本 SF大賞受賞も故人に与えるという情けない理由ではなく、作品の力以外にありえません(それだけに伊藤計劃先生の早すぎる死を、惜しむ気持ちはいや強いわけですが)。小説的な瑕疵は少なくないですが、SFにはこれだけのことができる、と知らしめる昨年度最高の一冊。『ハーモニー』を薦めるために参加したといっても過言ではない。

『あなたのための物語』 長谷敏司
 未来史や円環少女、短編群に見られる情緒・感情的な盛り上げは抑え気味で、代わりに圧倒的なページ数が対話・議論・思索に割かれた特異な小説。したがって、今まで「長谷分」だと読者が思ってきたものは少なめ。たとえばこの作品を作者名を伏せてSFファンに読ませた時、作者が長谷敏司であることを見抜ける人間は皆無だろう。伊藤計劃と答える人間が10人中6人くらいか。
 このジャンルこの内容だとやはり伊藤計劃と比較せざるを得ないが、伊藤計劃が切実なまでの同時代性を伴っていた分、「死」という普遍的なテーマを扱った今作は、現時点で見れば、インパクト的に劣勢ではある(個人の話だしね)。ただ、それゆえにこそ10年20年と読み継がれていくのはこちらの方かもしれない。
 冒頭とラストの鮮烈さに目を奪われるが、その間にあった「物語」にどれほどの価値があるのか、これはそういうお話であり、「物語に人を救うことはできるのか」という究極的な命題への、ド正面からの回答でもある。
 「本格SF」の惹句は間違っておらず、ITP研究の進捗と、病状の悪化を車輪として進むストーリーは、非エンタメで、SF的な思弁以外の要素がほぼ排除されている。したがって、SFファンでない方にも安心して勧められるかは迷うところ。が、いずれにせよ、傑作SFであることは疑いない。個人的には本年度日本SFの2位に位置づける。
 馬鹿の一つ覚えのように価値観の相対化を繰り返し、その時点で思考停止する脳科学“SF”の時代は、伊藤計劃と長谷敏司によって幕が引かれた。2010年以降に「脳」を扱うSF作家は、またそれより先の世界を見せなければならないだろう。

<さよならの次にくる> 似鳥鶏
米澤穂信フォロワーとして、かえって売れ損ねている感のある鮎川哲也賞受賞新人シリーズ、第二作(上下巻という考えでいいのか?)。
もはや創元推理の十八番!最後に全体が一つに繋がる構成が爽快なミステリ短編連作。
さらに青春ミステリとなれば米澤穂信を彷彿とさせますが、ミステリ的な仕掛けへのこだわりでは米澤穂信をも凌駕するといって過言ではないでしょう。まさに期待の新人です。
処女作<理由あって冬に出る>では少し物足りなく感じたキャラクター面の強化っぷりは、もう期待に答えてくれたの一言!!今後予想される、一筋縄じゃいかない二人のメガネっ娘(?)との三角関係とか、もう想像しただけでお腹いっぱいです!!
今後も期待していますよ!似鳥先生!

『耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳』 石川博品
ネタを矢継ぎ早に繰り出すという昨今のライトノベルでの芸の一つが、もっとも極まった形。妄想垂れ流しテキストが非常に人を選びますが、ロシア文学+ラノベというそれやってどうするんだ度数が昨年度最大だった点で推薦。またの名をライトノベル枠。新人以外押してもつまらないので、SFが読みたいと並んで、こういう場ではほぼ原則新人を選択しています。今年はニャル子とかロウきゅーぶとか新人作品も豊作でしたが、サークル内でも評判がよいものはすでに世評が高まっているため、比較的毀誉褒貶の激しいネルリが選択されました。でもこのラノでわりと上だったんだよなあ(めでたいけど)。薦めなくてもよかったのかも。

『よいこの君主論』 架神恭介、辰巳一世
文庫化作品ですが、文庫化に際して、イラストが刷新され、タイトルもかわり、本として別物になっていると判断したため、候補に。君主論に対する確かな理解と愛情が、まわりくどい冗談を支えていて、ただの一発ネタになっていない点も高評価。あとカップリング萌え。

京大のサークルということで、森見登美彦に入れたと思われたかもしれませんが、すでにブームが去って定着したので入れていません。売れてるし。

ところで大学読書人大賞だよりなるものがあったのですね。>http://www.jpic.or.jp/dokushojin/news/readmepdf/readme2010_2.pdf(リンク先PDF注意)
各参加サークルが投票した作品についてコメントする場はないのに、実行委員がおすすめの本をこうして紹介できるのは役得ということでしょうか。紹介しているのが必ずしも投票している作品とは限らないようで。まさかここでも『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』を見ることになるとは……。

参考→http://twitter.com/sato2/status/7402927114
posted by KUSFA at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | その他活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月27日

冬コミ宣伝

ご報告が遅れましたが、冬コミにて会誌を販売いたします。


スペース:三日目(31日)の西み-38b

以下、頒布物の紹介。

中間子 方舟篇
1年ぶりの中間子です。
・スターリング「ユーザーを中心に」(原題User-Centric)
・スターリング「成長」(原題The Growthing)
・イーガン「マインド・ヴァンパイア」(原題Mind Vampires)
・ゲイマン「代償」(原題The Price)
・ゲイマン「邪神海岸の歩き方」(原題Shoggoth's Old Peculiar)
の計5篇を収録しています。
表紙画像はこちら


Workbook91 物語と工学
京都大学11月祭で頒布したWorkbookです。
・話題の作家、新城カズマ・円城塔両氏による2万字の対談「物語と工学」
・SF初心者に薦める本当に面白い日本SF五選
・第10回日本SF新人賞レビュー
を収録しています。
表紙画像はこちら


その他既刊も僅少ながら販売いたします。

冬コミにお越しの際はぜひ三日目西み-38bに足をお運びください。
posted by 蕎麦 at 02:29| Comment(0) | TrackBack(0) | その他活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする