話題はポスト・ホロコーストものの説明からはじまり、特徴的な文体、作中の親子関係について話を進めました。物語的な起伏のなさ、世界観の先のなさが作品に対する見方の焦点となりました。結局、何を描いていたのか。単純に親子愛だけではないのでは、という点が語れたので担当者的には満足です。参加者の感想では盛り上がらない点と世界観の重さが好き嫌いをわけたようでした。バラードのような話だから好きかと思ったらあわなかったという感想があり、バラードとの比較はあまり語れなかったですが、面白そうです。あと食事がうまさそうだ、という意見がありました。
その後、食事して会員の家へ。今後の企画準備やサークル内の一部でにわかにブームの百読などの読書リストについての話などをしました。
次回は二週間後の7月6日に「ババ・ホ・テップ」(プレスリーVSミイラ男)です。