2008年04月30日

4月29日読書会「Gernsback Intersection」

 祝日ですが読書会でした。日程決定後しばらくのあいだ、会員の誰ひとりとして祝日だと気付かなかったボンクラぶり。授業もないから新入生だって学校に来てないだろうに。
 最終的に集まったのは現役6人に新入生6人の合計12人。うち、初めて来てくださった方が2人。祝日開催で、他のサークルの活動と被らなかったのが功を奏したのだろうか、と思わずにはいられない。

 今回のお題は円城塔『Boy's Surface』所収の「Gernsback Intersection」
 担当はふな。なお、レジュメはこちら

 ガーンズバック連続体とアインシュタイン交点、ターンする時間線、物語的時系列、各章前に配置されたブロックの意味、決定論と非決定論、♀と♂が位置する時点、花嫁の比喩するもの、子供とは何か、etc..と話があちこちに飛びつつも、全体をまとめ得る最大公約数的な解釈は出て来ない。いざとなったら「作者本人に聞けばいいよ」という楽観主義の悪弊か。
 中でも訳が分からないとされたのがニーモニック隊の戦闘。隠された意味はあるや否や。
 架想空間なんだから「時を架ける少女」でいいよもう、と担当者が言い出した時点で、現役会員の半数が納得するから手に負えない。ぎゃふん。
posted by トマ村 at 14:12| Comment(1) | TrackBack(0) | 読書会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「Gernsback Intersection」に、
【…とりあえず完備性を証明して見せてもらおうじゃないか。…】とある

 レンマ学完備性とは菩薩さま

 菩薩さま永遠の今時間軸 
Posted by ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな at 2022年02月13日 22:18
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック