2013年09月08日

続・SF句会の告知 「句会ってどういうものなの?」編

さて、前回(http://blog.kusfa.jp/article/374272976.html)のつづきですが。

みなさん、俳句は知っていても「句会」ってなんだかご存知ない方もたくさんいらっしゃるかと思います。

そこで、句会の作法・用語などをここで大雑把に解説します。
とりあえず、まずは句会の流れから。

●句会の流れ
1【投句】→2【清記が配られる】→3【選句】→4【被講と点盛り】→5【句評】

1【投句】…俳句を提出すること。
2【清記】…投句された俳句の一覧表みたいなもの。句は無記名で、ランダムに配置されている。
3【選句】…特選、正選、逆選を選ぶこと。
4【被講】…特選、正選、逆選を発表すること。
4【点盛り】…誰がどの句を採ったか記録していき、所定の計算方法(特選は2点、正選は1点、逆選は0点といった感じ)で点数を集計すること。
5【句評】…句の評価の理由を述べること。

●特選、正選、逆選について

特選…一番いいと思ったもの。
正選…一番ではないけれどいいと思ったもの。
逆選…文句をつけたいもの。引っかかるもの。

●選句について
選句を甘く考えてはなりません。句会で一番真剣になるべきところが選句です。

・自分一人で選びましょう。
・読み方や意味がわからない言葉があったら必ず調べてください。
・いきなり特選や正選を採るのではなく、まずは予選といって、気になる句を全部チェックして、そこから特選や正選を採っていきましょう。

●被講の仕方
個人的に句会で一番かっこいいのが被講だと思います。なのでみなさん、恥ずかしがらずに堂々と被講してくださいね!

被講の仕方ですが、まずは、名乗ります。その次に、正選、特選、逆選の順に述べていきます。
たとえば、「○○(自分の名前)選」と宣言してから、選句を発表していくわけです。

清記に並んでいる句には、番号がふってあります。

1、古池や蛙飛び込む水の音
2、じゃんけんで負けて螢に生まれたの
3、彼女が大瑠璃であると仮定して
4、空蝉の軽さが解るまで生きて
5、はっきりしない人ね茄子投げるわよ ※

と、このような感じに。

「(自分の名前)選」の後、「正選、1番、古池や蛙飛び込む水の音。2番、じゃんけんで負けて螢に生まれたの。5番、はっきりしない人ね茄子投げるわよ。特選、4番、空蝉の軽さが解るまで生きて。逆選、3番、彼女が大瑠璃であると仮定して」といったふうに番号を言ってから句を読み上げます。

以上、これが被講です。

●句評について
普通は合計点が高いものから、句を採った人を中心に意見を交換し合う形で行います。しかし少人数だと点が散ります。その場合は特選や逆選がついているものから取り上げていきましょう。

いい句評をするには、まず句の言ってることから、句の言ってない部分を補完する形で想像しましょう。たった17音から膨大な情報を読み取れるといい句評ができますよ。「この句の良さはここなんだ!」と自信を持って堂々と主張しましょう。

●俳句用語

・季語…歳時記に載ってる単語。
・切れ…言い切り感。これに関しては人によって違うことを言うので説明が難しい。
・切れ字…終動詞終止形「けり」、終助詞「かな」、間投助詞「や」が代表。この3つと完了の助動詞「ぬ」が「四大切れ字」。
・字余り・字足らず…17音以上、以下。
・句またがり…俳句のパーツの5・7・5の切れ目を一単語などが跨っているもの。例:〈摩天楼より新緑がパセリほど 鷹羽狩行〉
破調…5・7・5の定型の調子が破られていること。たぶん句またがりも含まれてるのだと思う。例:〈諸君すぐさま紙魚を探しだすのだ 喜川〉
・「季語が動く」…「この季語じゃなくても別によくない?」ということ。「動く」は季語以外のフレーズでも使うときも。
・「近い」…「つく」とも言う。言葉同士の距離感を「近い」と言うことがある。たとえば、「ナメクジとサウナと水って全部近くない?」といった感じで。
・一物仕立て…季語の話だけしてる句のこと。
・ニ物衝撃…季語と季語でないものを組み合わせること。取り合わせとも言う。
・上五…「かみご」と読む。俳句の5・7・5の最初の5の部分。
・中七…「なかしち」と読む。俳句の5・7・5の真ん中の7の部分。
・下五…「しもご」と読む。俳句の5・7・5の最後の5の部分。

※例にあげた俳句の作者
1…松尾芭蕉
2…池田澄子
3…喜川
4…田中いすず
5…川上弘美
posted by KUSFA at 19:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 京フェス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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