本年度も開催されます、京都SFフェスティバルの合宿企画において、京大SF研の有志が「SF句会」という企画を主催いたします。
事前に募集するSF俳句を肴に、句会というものをしてみようという企画です。SFあるあるネタから、この俳句って実はSFじゃね? まで。句会の進行を務める京大SF研の若き会員は俳句畑の人間なので、川柳ではなくより俳句らしいSF俳句を目指してみようという主旨がちょっぴりあります。でもでもSFあるあるネタな川柳もどうぞ。参加方法は色々ありますが、飛び入り参加で句評をするだけというのもいいのよ! もちろん「俳句って知ってるけど実はよく分からない」「俳句はともかく句会って何それ?」というのは当たり前ですので、事前のフォローはさせていただきます。
■【参加方法説明】
SF句会の参加方法 (1)〜(3)
句会には大きく二つのパートがあります。その組み合わせで参加方法も異なります。
A 俳句を作って出す
B 良い句を選ぶ+句評を述べる
(1)A+B「がっつり参加したい」
→参加したいという人へ。やっぱりこれが一番楽しいです。
自作のSF俳句3つと共に、参加表明のメールをkusfamail*gmail.com (*→@に変えてください。)までお送りください。
(2)A「俳句を出すだけ出したい」
→ 自作のSF俳句を1〜2句(それ以上は受け付けません)作っていただき、記名と共にメールを先述のアドレスまでお送りください。来れない方のためのオプションという側面もございますが、もちろんその場にいらっしゃった方が楽しいですし、句会の進行もスムースになります。どうぞご参加を。
(3)「見学したい」
→ 申し込みは必要ありません。飛び入り参加も歓迎します!!
発言の機会を用意されるわけではありませんが、句会の中では、司会の配慮によって見学者に意見を求める場もあるでしょう。
※
・(1)参加の受付上限は12名 とさせていただきます。
・俳句の受付上限は、(1)(2)合わせて、40句とさせていただきます 。
・本番で取り上げられる句は、時間の都合上、選句段階の上位10句とさせていただきます。
■【スケジュール説明】
SF句会のスケジュール
・9月8日〜10月5日
俳句の提出+本参加(A+B)申込み期間
・10月6日〜10月11日
提出された俳句から良いものを吟味する期間(KUSFAブログで公開いたします)
・10月12日
SF句会当日。存分に語らいましょう。
■【SF俳句作りのルール説明】
・作り手がセンス・オブ・ワンダーを感じるものであること
・季語を含むこと
・五七五の十七音であること
下の二つは俳句の原則ですが、もちろんこれを破っていても構いません。
ただし、句会の評価では、SFらしさだけでなく俳句としての良さも考慮されるので、可能な限り守りましょう。また、上の条件には記載しておりませんが、俳句らしさには「切れ」が大事です。これには定義に個人差があるのでルールに加えませんでしたが、上位を狙われる方はそこもチェックして俳句作りをされるとよいかもしれません。形式は大事です。縛りがあった方が燃えます。
ゾンビはSF! クトゥルフはSF! という代物も歓迎しております。
以下作例(最初の一句以外はオリジナル作品)(ちなみに、句会進行担当者いわく最初の四句が俳句らしい句だそうです)
充電を終えし案山子に囲まれる
秋の月九百人のお祖母ちゃん
ソラリスや二次会からは喋ります
葦切や大脳皮質でかくれんぼ
モノリスは冷やして切って召し上がれ
えうと啼くカプレーゼまだ食べてない
没入(ジャックイン)攻性防壁(アイス)の前でしばし酔う
身を晒せ3ケルビンの寒空に
引き揚げて文字と余白の間から
夜半の夏電気羊の夢も見ず
続・SF句会の告知 「句会ってどういうものなの?」編
→ http://blog.kusfa.jp/article/374273302.html