企画内容としては、「ひとり5タイトルを上限に漫画を持ち寄り、タイトルが重複したら減点。その上で、持ち寄った漫画をプレゼンする」というもので、一応のルールとして「『一定の古さ』or『一定の冊数orボリューム感』の両方を備えた作品は手に取りづらいので、できるだけ避ける」という決まりが設けられました。
開催当日は5人の新入生を含めた10人が参加し、うち9人が作品をプレゼンしてくれ大盛況となりました。これで当面の間は面白い漫画には事欠かないことになりそうです(やったね)。
以下に当日プレゼンされた漫画作品のリスト発表者ごとにまとめて載せておきます。
(なお、シリーズものも一巻のみのものも同様に「1作品」として以下には記載しています)
・『ミラーボール・フラッシング・マジック』ヤマシタトモコ
・『脳内ポイズンベリー』水城 せとな
・『ワールドトリガー』葦原 大介
・『家政婦が黙殺 篠房六郎短編集』篠房六郎
・『九月病』シギサワ カヤ
・『あずまんが大王』あずまきよひこ
・『孤独のグルメ』久住 昌之,谷口ジロー
・『地球戦争』小原愼司
・『光の回廊』清原なつの
・『V フォー・ヴェンデッタ』アラン・ムーア, デヴィッド・ロイド
・『ピコピコ少年』押切蓮介
・『Latin 高畠エナガ短編集 1 (高畠エナガ短編集)』高畠エナガ
・『バットマン:アーカム・アサイラム 完全版』グラント・モリソン, デイブ・マッキーン
・『以下略』平野耕太
・『焔の眼』押切蓮介
・『預言者ピッピ』地下沢中也
・『夢見る惑星』佐藤史生
・『マージナル』萩尾望都
・『巨娘』木村紺
・『乱と灰色の世界』入江亜季
・『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』高野文子
・『ドロヘドロ』林田球
・『ファサード』篠原烏童
・『ネコの王』小野 敏洋
・『pupa』 茂木清香
・『ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ』中島諭宇樹
・『ぼくらの17-ON!』アキヤマ香
・『1限目はやる気の民法』よしながふみ
・『愛すべき娘たち』よしながふみ
・『FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE FRONT』太田垣 康男
・『ハクメイとミコチ』樫木祐人
・『放浪息子』志村貴子
・『ヨイコノミライ』きづき あきら
・『メイド諸君!』きづき あきら,サトウ ナンキ
・『ライチ☆光クラブ』古屋 兎丸
・『パラドクス・ブルー』中西 達郎,nini
・『バーサス・アンダースロー』相田裕
・『風の谷のナウシカ』宮崎駿
・『成恵の世界』丸川トモヒロ
・『BLACK LAGOON』広江 礼威
・『11人いる!』萩尾望都
・『蒼の鋼のアルペジオ』Ark Performance
以上のように、ジャンルでは少女漫画からSF、バトルもの、形態ではアメコミから同人誌まで実に多彩な作品が発表されました。どうやら1人で6作品発表している人もいますが「こまけぇこたぁいいんだよ!!」ということで全く無問題です。 プレゼン内容も、筋書きや設定のユニークさや魅力に訴えたり、自らのフェティシズムやその漫画に関する経験談にのっとって作品が語られることもあれば、作品論的な観点やマンガ表現の技法、作品の裏話などに話が及ぶこともあり、各々が自らの愛する漫画について思う存分語ってくれました。タイトルの重複もなく滞りなく進行したので安堵。
個人的には、自分の発表作品は全てアニメ化済みあるいはアニメ化予定のメジャーなものばかりだったので新鮮味が欠けていたなあと反省しております。
コンペ終了後はひとりの新入生の提案により、「まだ観てない人がいるようなので『カリ城』の映画上映会をしようぜ!」という運びとなり視聴後にやはり名作だなあと皆唸るなんて一幕もありました。
このような具合で京大SF・幻想文学研究会は楽しく活動をしています。
今回こうした形で漫画コンペを成功させることが出来、会員たちもまだまだお勧め漫画のストックはあるようなので、次回のコンペの開催へと早くも期待が高まっています。
それでは漫画好きのミームが継承されんことを祈って〆としておきます。