第一回本格ライトノベル大賞ノミネート
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「第一回本格ライトノベル大賞」は、今年で四回目を迎える「京大SF研ライトノベル大賞」を、対外宣伝を行なうにあたって全面的にリニューアルしたものです。
京大SF研ライトノベル大賞は、流行や売上に流されることなく、その年における隠れた良作・傑作ライトノベルを探し出すという目的のもと、2007年に初めて実施されました。候補作と受賞作は毎回会員の議論によって決定され、対外的に結果を公表することこそありませんでしたが、受賞作は毎年『SFが読みたい!』や大学読書人大賞の投票などの場でプッシュさせていただきました。
選考にあたってのレギュレーションは以下のようなものです。
・2009年10月から2010年9月までの期間に発表された作品であること。
・広義のライトノベルであればジャンル・レーベルは問わない。
・新人、またはそれに類する未だ高い評価を得るに至っていない作家の作品を中心に選ぶ。
アマチュアの一文芸サークルというフットワークの軽さを活かし、ライトノベルファンのあいだでもあまり触れられてない作品をピックアップして会の内外で評価や議論を呼び起こすためのレギュレーションとなっています。もちろん、知名度や評判というのはあくまで各所ですでに安定した高評価を得ている作品を除外するための基準であり、作品のクオリティが第一の評価基準になっていることは言うまでもありません。
さて、第一回本格ライトノベル大賞ノミネート作品は、一迅社文庫編集部様に紹介していただいたように現在のところ以下の五作品となっています。
・伊藤ヒロ『アンチ・マジカル〜魔法少女禁止法〜』(一迅社文庫)
・木戸実験『破小路ねるのと堕天列車事件』(スマッシュ文庫)
・籘真千歳『スワロウテイル人工少女販売処』(ハヤカワ文庫JA)
・哀川譲『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』(電撃文庫)
・綾里けいし「B.A.D」シリーズ(ファミ通文庫)
ただし、これらのノミネート作品は夏コミのペーパーで告知するための暫定的なものであることを予め断らせていただきます。
最終的なノミネート作品は9月末に当ブログにて、受賞作品は10月9日開催の京都SFフェスティバルの合宿にて発表する予定です。請うご期待!
話は変わりますが、一迅社文庫とライトノベル大賞といえば、第二回一迅社文庫大賞の締切が来月に迫っていますね。
第一回の結果は最終選考まで発表されているようですが、受賞作はいつ頃発表されるのでしょうか。期待とともに見守っています。