参加してくれた新入生の方は三人。うち二人は二回目の参加ということで、新歓も序盤が終わりつつある感があります。
イーガン作品のうちでは、比較的活劇要素の強い作品。しかしながら、テーマ性が非常にはっきりと打ち出された作品でもあります。読解要素はあまりないので、かなり緩めの読書会でした。
以下、レジュメで書いたこととか、参加者が各々喋ったことなど。
・全体のテーマとしては、「過去にふれることはできない。とどまることも良い選択ではなく、できれば前に進むべきだ」というもの。
・反復される確率の話=リスクの話。
・終盤出現する謎の装置(レジュメ表記:青いアレ)はなんて呼べばいいのか。
・青いアレを壊すのに使った兵器は、「破壊銃」。
・破壊銃って原書でなんて書いてあるの?
・判明(ご教授いただきありがとうございます)。the demolition gun。なるほど。
・みんなで「破壊銃」と青いアレの格好いい名前を考えてみよう。
・例えば:破壊銃『夢魔の射線(ディスチャージナイトメア)』、制御装置『冥界器官(ペイルオルガン)』。
・結局、閉じ込められたのかどうか?
・前向きなテーマ性に対して、最後のオチはどうなのか?
・『宇宙消失』でもそうだけど、イーガンは前向きな意志を描くこともするが、そうしたときに必ず成功するという書き方もしないのではないか。
他にもイーガン全体やSFの翻訳についてうだうだと話したりなど。
読書会終了後、JKへ。JKと書いたとき何を想像するかは人によりますが、KUSFAではジェームズキッチンという店を指します。
ここでは魚とさしで、社会を描く話ってなにさ、とかわりとまじめに喋ってたんですが、5:5:2でわけられて、さしだとこういうことも話しますという一例かもしれません。新入生とキャッキャウフフしてた人は補足してください。その後、会員の家へ行きましたが、そっちは主に玉露パンクの話を。あとはひどすぎて書けない。
次回例会は21日火曜日です。読書会ではないので、準備も必要ないですし、サークルの雰囲気を知りたい新入生の方歓迎。ぜひぜひご参加ください。
私は、discharge nightmare の方が好みですが……(笑)
demolitionという単語は始めてみました。yahoo辞書に感謝です。