Workbook87 競作仮面舞踏会(仮)
ルール1:企画参加者は前もって小説の要素となるテーマを各自三つずつ用意しておく(例:「老人」「硝子」「思い出」)
ルール2:全テーマをシャッフルし、参加者に三つずつランダムに割り当てていく。この際、他の参加者に自分の割り当てられたテーマは一切教えない
ルール3:割り当てられたテーマ三つのうち、二つ以上を使用して小説を書き、匿名で提出。この際、自作品だと他人に気取られないよう、作風を変えることが推奨される
ルール4:提出された全作品を読み、作品ごとに使用したテーマと作者を推理していく。たくさん正解しても特に何もないけど、なんかうれしい
という企画をやらかそうということになったわけで。
先述の七人が会誌企画の参加者です。そしてこの例会こそがテーマと作者の推理会。緊張が高まります。正確にいうと、緊張よりもむしろ眠気が高まっています。何しろ作品の提出締め切りは12日の午前6時。例会のつい半日前なのです。そしてこのSF研の連中が締め切りの1日以上前によい子入稿なんてするわけありません。ほぼ全ての作品が12日になってから提出される有り様。そりゃ眠いよね。しかたないよね。しかたなくないけどね。みんな反省しようね。
実際には水兎・空の二名もオブザーバー参加。総勢九名で推理会も盛り上がります。まずは各作品についてみんなで自由に話し合い、その中で誰がその作品の作者なのか、自分なりの推理を固めていきます。みんなボロだけは出さないように慎重になりながらも他人の反応に目を光らせ、自分が書いた作品について、あたかも他の人が書いたかのように振る舞うなど、虚々実々とした空気が会場を支配。あれ、これってこのまま続けてたらサークルクラッシャーになるんじゃね、というところまでみんなが疲弊したところでいったん食事へ。
食事から戻ったら各参加者が推理を披露。作品によってはほぼ満場一致の推理になることもあれば、見事にばらばらな推理になることも。一通り終わると待望のネタばらしタイム。作品ごとに作者が自供していくのですが……驚きの結末が!(えー!?)(バラエティ番組の引き的なアレです)(その注釈自体が「えー!?」ですとかいわれても困ります)
各作品と、詳しい推理会の様子は実際に会誌を手にとってご覧ください。会誌はSFセミナー2009(5月2日・土)にて頒布する予定です。